お子様の靴選びは大切です
靴選びのポイント
「おしゃれなひとは足元が決め手」
よく言われる言葉ですが、デザインを気にするあまり、自分の足に無理をさせてはいませんか?それではせっかくオシャレをしても歩く姿勢が悪くなったり、健康でいられなかったりしてしまいます。
本当にオシャレな人は自分に合った履き心地の良い靴を知っている人なのかもしれません。
今回は特に幼児・子どもの靴選びのポイントを上げていきます。成長にも関わる大切なところですので、お母さんのみなさんの参考になれば・・・と思います。
幼児の靴選び
幼児の靴は可愛さだけで選ぶと危険なことがあります。
生まれたばかりの赤ちゃんは足の大きさが左右大きく違うことがあります。半年ほどでほとんど解らないくらいに差がなくなります。初めての靴は、歩き始める前の段階で履くことが多いかと思いますが、まだ歩けないうちは足の発育のためにもあまり靴や靴下などを履かせないほうが良いでしょう。最初は足の保護を目的とした、幼児用の靴がよろしいでしょう。
幼児の足は発汗が激しい為、いつも足裏がベタベタしています。また、皮膚が柔らわらかいので怪我には大変注意が必要です。
こどもの靴選び
足の形は、15歳頃に完成するといわれています。ですから、それまでにきつめの靴を履いたり、逆に大きな靴を履き続けると骨の正しい成長を妨げたり、間接がゆがんで骨格に影響が出たりする場合があります。
子どもの成長に合わせて小さくなっていないかチェックをして、小さくなったと感じる場合はまだ履ける状態でも、新しくサイズの合った靴に履き替えることが重要です。また、洋服などは兄弟でお下がりを着たりする場合がありますが、靴はそれぞれの足の形が違っていますので絶対にしないで下さい。
外反母趾とは
外反母趾とは、足の親指の間接が外側に飛び出したような形になる状態をいいます。
外反母趾の殆どは開張足がきっかけで起こります。
開張足とは
開張足とは、親指から小指の付け根の幅が広がった状態で、横のアーチが広がって沈んでしまう状態になることを言います。
【主な原因】
足裏の指の付け根辺りにタコやウオノメが出来やすくなる。
足の指が浮くことで指に力が入らなくなり、歩く時に不安定になる。
主な症状
・親指の付け根が接触すると痛い
・靴の脱着が困難
・足首が痛
・足が疲れやすくなる
・ひざや股関節まで痛くなる
原因
外反母趾の主な原因は、遺伝要因・環境原因・疾患によるものが一般的といわれています。
●遺伝要因
親指の長さが足指でもっとも長い場合、外反母趾になりやすい足といわれています。特に間接が柔らかい女性や子どもに多いといわれています。
●環境要因
つま先の尖った靴やハイヒール、ストッキングなど、足を無理に圧迫するような履物をよく履いている場合に起こりやすいといわれます。疾患 リウマチや開張足、偏平足などの疾患が進行してしまった場合起こりやすくなります。
巻き爪とは
「巻き爪」とは様々な要因によって、指の肉に爪が食い込み、激しい痛みをもたらす現象です。主に爪に負担のかかりやすい足の親指が巻き爪になる例が多いのですが、場合によってはその他の指の爪も巻き爪になることがあります。
巻き爪が進行すると指の肉にどんどん爪が食い込み、激しい痛みを起こすことがあります。さらに巻き込まれた皮膚が化膿したりすると、歩けないほどの痛みを伴う場合があります。それによって膝や腰への負担も多くなり、捻挫や腰痛といった他の部位への影響も出てくることがあります。
主な原因
深爪 足爪を短く切りすぎることで、爪まわりの皮膚が爪に乗っかってそのまま爪が伸びてくると皮膚に食い込まれたようになります。それを防ごうと皮膚に当てないようにますます深爪をされる方がいますが、それは逆効果なので避けた方が良いでしょう。靴による圧迫 先の尖った靴やハイヒール、サイズの合っていない靴を履いていると足の指に体重が集中して爪を圧迫して巻き爪になることがあります。
自分の足に合った靴を選ぶことが回避する有効な手段になります。体質 爪が薄い方、柔らかい方は外からの力を受けやすく、巻き爪になりやすい方がいます。この場合も足に合った靴を選ぶことで余分な力を分散させて爪に負担をかかりにくくする事が出来ます。環境要因 足の爪を強くぶつけることやサッカーなどスポーツで足の指に過剰な衝撃が加わった場合にも巻き爪になる場合があります。